【ウィキリークス】ジュリアン・アサンジ氏逮捕から見るビットコインとブロックチェーンの存在

2019年4月11日にイギリスのエクアドル大使館に亡命していた、WikiLeaks(ウィキリークス)創設者であり初期からのビットコイン支持者であるジュリアン・アサンジ氏が逮捕されました。

逮捕容疑は2010年にスウェーデンで犯したと報じられている性的暴行容疑の件で、4月11日にイギリスの裁判所に出廷しなかった為とされています。


画像引用:FNN.jp プライムオンライン / 連行されるアサンジ氏

WikiLeaksは匿名で政府や企業、宗教団体などの機密を公開するウェブサイトで、2006年からサービスが開始されて以来、今までに120万件ほどの機密データを集めてきたとされています。

ジュリアン・アサンジ率いるWikiLeaksは過去に米国が関係する、CIAのハッキング関連文書や外交機密文書、イラク、アフガニスタン紛争に関する軍事機密等の公開にも踏み切っており、アサンジ氏を7年間に渡りかくまってきた在イギリス・エクアドル大使館が、アメリカ政府ならびにイギリス政府からのアサンジ氏引き渡し圧力に折れた形だと思われます。

 

アサンジ氏とビットコインとの関係

WikiLeaksの活動内容が国家や大企業を相手にした「告発」という性質上、アメリカ企業を中心にVisaやMasterCard、Payal等の使用を凍結されてしまいます。

この2011年から始まった銀行封鎖により、WikiLeaksへの寄付金は95%ほど減少したと言われています。

そこでアサンジ氏は銀行に頼らず、国家にコントロールされる事がないビットコインを主要な資金調達方法とし寄付金を募ったところ、累計で約4,000BTC(当時のレートで20億円以上)を入手しました。

ちなみにWikiLeaksのホームページでは、ビットコインのみならずイーサリアムやライトコイン、ZCash、MONEROなどでも寄付が出来ます。

WikiLeaks寄付ページ

自らも2010年頃からビットコインに投資し、スタート時から50,000%(500倍)ほどに資産が増大したとTwitterでつぶやいています。


画像引用:bitinfocharts.com

 

2011年~2012年にかけてのビットコインの価格は1BTC=1ドル前後をいったり来たりしているので、本当にこの時期からビットコインに投資していれば、500倍どころではなく5,000倍とかになっててもおかしくありません・・・

アメリカ政府の圧力で銀行を経由した取引を封鎖された事が、かえってWikiLeaksにビットコインという巨額の富をもたらした事はなんとも皮肉な事ですw

そして、政府や国が独自の権限でコントロールできる金融サービスを封鎖出来たとしても、中央管理者のいないビットコイン取引まではコントール出来ない事を、改めて目にした機会でした。

WikiLeaksが実際に行っている事の善悪は自分の乏しい知識では判断できませんが、体現しようとしている「インターネットの自由」が、ビットコインが目指している第三者が介入しない「P2P決済システム」と通じるところがあり、それに賛同する人々がビットコインで寄付を行っているのではないでしょうか。

アサンジ氏の逮捕後にWikilLeaksへのビットコイン寄付額が増えているという事実は、そういう事だと思います。

 

ビットコインのブロックチェーンを使った生存証明

アサンジ氏が表舞台から姿を消した時期があり、一時期死亡説が流れた時期がありました。

その死亡説を払拭する為に、ビットコインのProof of Workにちなんで「Proof of Life(命の証明)」という手法を使い、自らの生存を証明した事があります。

アメリカ最大の掲示板サイトであるreddit上で、自身が映ったライブストリーミングでビットコインの最新ブロックのハッシュ値を読み上げるという方法です。

新しいビットコインのブロックをブロックチェーンへ繋げる為には、ハッシュ値という64桁の英数字の文字列を10分毎に探し出す必要があり、このハッシュ値を事前に予測する事はほぼ不可能です。


画像引用:Blockchain.info

ビットコインが採用しているSHA-256という暗号方式で算出されるハッシュ値は逆算する事が出来ない(一方向性関数)為、上記のように約10分毎に新たに誕生するハッシュ値は、その時点にならないと知り得る事は出来ません。

アサンジ氏は2017年1月10日に行ったライブストリーミングで、2017年1月10日に生成されたビットコインのハッシュを読み上げる事で、自らの生存を証明(Proof of Life)してみせました。

 

Roger Verのアサンジ氏逮捕に関するツイート

このようにWikiLeaksならびにジュリアン・アサンジ氏とビットコインに繋がりがあり、彼らの活動に少なからずビットコインやそのブロックチェーンが貢献していた事実は、興味深いモノがあります。

そして同じくビットコインへの初期投資家として知られるRoger Ver氏の、本件に関するツイートが印象的でした。

Roger Ver Tweet
❒原文:Revealing crime is more dangerous than committing crime.
❒日本語訳:犯罪を暴く事は犯罪を犯すことよりも危険だ

 

別に自分はビットコインマキシマリストでもリバタリアンでもないですが、国やその政府が情報統制をしき、臭い物に蓋をする体質なのはいつまでも変わらないんだなと感じると共に、ビットコインがこれまで当たり前に行われてきた各国の国家統制に一石を投じている事は、意義がある事だと感じています。

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