コロンビアの犯罪組織がステーブルコイン(ESCOBAR)発行検討【ロベルト・エスコバル】

1970年代から1980年代にコロンビア全土を牛耳った麻薬犯罪組織:メデジン・カルテル。

その大組織のトップであったパブロ・エスコバル(アイキャッチ画像)は、1991年に特殊部隊に射殺され今は亡き人になっていますが、その実の兄であるロベルト・エスコバルは弟の遺した遺産により、エスコバル・インク(Escobar Inc)という持株会社を運営しています。

メデジン・カルテル全盛期のころは、1日に約15トンのコカインをコロンビアからアメリカに密輸しており、その売上は約7千万USD(約80億円)と言われています。

当時ロベルトは組織の経理責任者で、約1,000憶USD(約11兆円)の資産を管理していました。
11兆円となると、2019年1月現在の仮想通貨全体の時価総額とほぼ同じですねw

ロベルトは弟のパブロが築いた莫大な資産を元に、エスコバル・インクという会社を設立し、今現在も活動しています。

ちゃんと会社ホームページまで存在し、コンタクト先まで載せてます。
✅ESCOBAR INCホームページ

アメリカにある会社住所も載っていましたが、アメリカ本土ではなく、アメリカ領土のプエルトリコになっていました。かつての巨大犯罪組織とは思えないオープン感ですw

HPではESCOBAR INCの重役も紹介されています。
創設者がロベルト、CEO(最高経営責任者)がOLOF KYROS、COO(最高執行責任者)がDANIEL DAVIDという陣容になっています。ロベルト以外のお二方、人相悪すぎでしょ。。。w

今回このESCOBAR INCが、イーサリアムベースのERC20トークンとして、アメリカドルに1対1で連動したESCOBARというステーブルコインを発行すると発表がありました。

※英語ですが、下記の記事に詳細が載っています。

Pablo Escobar’s Brother Entering Crypto, Launching ESCOBAR ICO To Impeach President Trump

ホワイトペーパーにアクセスできなかった為、詳細不明ですが、2019年にICOを行い、テザー社のTether USDTに代わるステーブルコインを目指すようです。Tetherをスキャム呼ばわりしており、USDTの価値の裏付けは無いと断罪しています。

ESCOBARコインの価値の裏付けは現時点では不明ですが「麻薬や犯罪で稼いだ資金が価値の裏付け」とかだったら、笑えないですけどね。。

また、ICOで集まった資金の半分をESCOBARコインの開発者や運営にバックし、残り半分はアメリカ大統領のドナルド・トランプ弾劾の為に使うと言っています。

そしてICO第一弾では、25%オフの1ESCOBAR=0.75USDで売り出すようです。ICO終了後に取引所に上場すれば1ESCOBAR=1USDで取引できるから25%もお得!という事が言いたいのだと思うんですが、ここまでブラックな企業が発行するコインを上場させる取引所があるのか疑問です。

ちなみに、ESCOBAR INCは過去にビットコインをベースにしたダイエット・ビットコイン(Diet Bitcoin / DDX)という仮想通貨を発行しています。

当時本当にこの価格で実施されたのかは分かりませんが、ICO実施時は30万DDXを50USD、次の30万DDXを100USD、残り40万DDXを1,000USDで発行したようです。

ただ、機能的にはビットコインよりもトランザクションスピードが早い位しか明確なアドバンテージはなく、2019年1月11日時点の価格は1ダイエット・ビットコインあたり0.7円になっています。

 

上場している取引所もInstant Bitexというマイナーな取引所1社のみで、DDXの日々の取引高は数万円程度です。既に死んだも同然のコインです。

ということで、犯罪組織が前身の企業なので、購入はとてもオススメできませんw。そもそも購入できるのかも疑問ですが。

一方でやはり仮想通貨の特徴である、銀行口座が不要だったり、即座の入出金が可能な点、スマートコントラクトによる自動契約等は、このような団体にも魅力的なツールとして捉えられているのは事実です。

2019年は更に規制が進み、去年のようなやりたい放題の状況は改善されると思いますが、コイン発行元のチェックは念入りにする必要がありますね。

お勧めの仮想通貨取引所

取引量やセキュリティ等総合的に考えて、初心者の方に一番お勧めできる取引所です。 bitbank