2月中旬頃からビットコインを初め主要アルトコインの価格が軒並み上昇を見せていますが、特にこれといったプラス材料があって価格上昇しているわけでは無い為、少し気持ち悪い相場が続いています。
2月24日時点のビットクラブの3,500ドルプールは、一日0.00004~0.00005BTCほどの報酬になっています。円換算すると約17円~21円程度です(1BTC=430,000円計算)
※子機の保有量によって上記数値は変わってきます。(私の親機+子機は現在約1.065です)
以前からビットクラブの収益状況は何度かブログに書いてますが、ここ数カ月は一日10円台の報酬が続いており、記録をつけながら毎回ため息してますw
過去の書いたビットクラブの記事
✅ビットコイン・マイニングの損益分岐点とビットクラブの現状
✅【ビットコイン】クラウドマイニング:Bitclub Networkについて
理由は良く分からないですが、ビットクラブ全体のハッシュレートも、2月中旬までは1,500PH/sほどあったのですが、ここ2週間は1,000PH/s未満で推移しています。
画像引用:Highcharts.com (19年2月23日現在)
ハッシュレートの下落に伴い、ビットコインのマイニングシェアも全体の0.7%と、以前の2~3%台から大きく順位を落としています(全体順位は12位)
画像引用:Blockchain.info (19年2月23日現在)
心配になるような事ばかりですが、ビットクラブはこの厳しい状況のなかでも報酬を出し続けている数少ないマイニングファームなので、今は冬の時代として耐えるしかなさそうです。
前置きが長くなりましたが、先日東京で行われたビットクラブの創業者セミナーに参加した方からビットコインの現状と今後の動向についてレポート頂いたので、内容まとめてみました。
新たな自社工場の稼働&自社ブランドのマイニングマシン
現在ビットクラブがアイスランドの自社工場でマイニングをしてして、そこで使うマイニングマシンを他社(ビットメイン)から購入している事は周知の事実ですが、マイニングマシンの納期が非常に長く、最新設備の稼働に予想以上に時間がかかっているとの事です。
またアイスランドの電力供給量が悪く、上記と重なって収益が思うように上がっていかない問題に直面しているようです。
解決策として、新たなビットクラブ自社工場の設立を検討しており、また自社ブランドのマイニングマシンの開発も大詰めに来ているとの事です。
自社ブランドのマイニングマシンは現在最終調整の段階に入っており、2019年中に稼働予定です。
尚、この自社ブランドのマイニングマシンが稼働すれば、現在のパフォーマンスから数十倍の向上が見込める算段のようです。
パフォーマンス向上による期待値
明確な費用等は分かりませんが、現状ビットクラブで発生している経費はマイニングしたビットコインの約95%分を占めているようで、会員へ払い出しされているビットコインは全体の5%程度しかないとの事です。
新工場の件や自社ブランドのマイニングマシンがフル稼働した場合、現在かかっている経費を約半分に抑えられるというのが、ビットクラブの見積もりです。
フル稼働できるまでには未だ時間がかかると思いますが、本当にビットクラブの目論見どうりに進めば、かなりの報酬UPが見込めます。
<1回の採掘で得られるビットコインを10BTCと仮定した場合>
✅現状のパフォーマンス
採掘に掛かる費用:9.5BTC(95%)
会員への払い出し:0.5BTC(5%)
✅パフォーマンス改善後(経費が半減)
採掘に掛かる費用:4.75BTC(47.5%)
会員への払い出し:5.25BTC(52.5%)
上記の通り経費が半分になれば報酬が2倍になるのではなく、報酬は約10倍に増えます。
ビットクラブはこれまでも、度々アナウンス内容の実行が遅れる事がありましたが、パフォーマンス向上の実行は是非とも2019年の早い段階で有言実行して欲しいです。
ビットコインのマイニングマシンは日進月歩で進化し続けているので、スピードが非常に重要ですからね。
ビットクラブが自動売買システムを開発中
簡単に言うと、自動売買システムの事です。
仮想通貨の取引所とビットクラブが開発しているシステムを連携させて、自動売買システムをローンチしようとしているようです。
現在のトライアル段階では十分な利ザヤを稼げているようですが、こればかりはどのようなシステム(アルゴリズム)を採用しているか分からないので、今後の動向を確認しないと何とも言えませんね。
この自動売買プランを使う為には、既にマイニングプールを持っているユーザーも新たに自動売買システム用のプールを購入しないと参加できないようで、且つ契約期間も1年間限定です。
各プールの値段は現在のクラウドマイニング同様500、1,000、2,000、3,500ドルの4つのプランが用意されており、各プールによって運用可能な資金の上限が各々2,000、5,000、15,000、100,000ドルに設定される予定です。
■500ドルプール ⇒ 投資上限2,000ドル
■1000ドルプール ⇒ 投資上限5,000ドル
■2,000ドルプール ⇒ 投資上限15,000ドル
■3,500ドルプール ⇒ 投資上限100,000ドル
自動売買システムは未だ何とも言えないですが、自社工場の拡張と自社マイニングマシンの件は今後のビットクラブの収益にはプラス情報です。
少なくとも、ビットクラブの創業者メンバーが定期的にセミナーを行い、このような説明をしてくれている事は、他のクラウドマイニング企業よりも顧客の事を真摯に考えている証であり、ちゃんと施策を打ってくれている事は評価できる点かと思います。
ここ数日ビットコインの価格が徐々に上がってきているので、ビットクラブのマイニング収益の改善にも期待したいところです。