ビットコイン・マイニングの損益分岐点とビットクラブの現状【採算割れ】

2018年も既に12月に突入していますが、未だビットコインに価格上昇の兆しがなく、非常に厳しい相場が続いています。

自分が仮想通貨に投資を始めたのも、ちょうど1年前の今頃でした。
あの頃は1BTC=約200万円に到達した絶頂期でしたw
いまや1BTC=36万円~37万円ですからね、いかに虚像のバブル相場だったかが分かります。

仮想通貨投資の中で一貫して続けている(正確に言うとお金を支払い済みなので続けざるを得ない)事の一つに、ビットクラブのクラウドマイニング投資があります。

マイニング開始から約半年が経過したのですが、相場悪化と共に現状ほぼ利益が出ていない状況で、1,000日間の契約期間内での原資回収は現状不可能な状況です。

まだ契約期間が2年以上残っているので長い目で考えていますが、ビットクラブは未だ利益を分配してくれているだけマシなほうで、中小のマイニング業者は倒産や撤退が相次いでいます。

今回はビットコインを取り巻くマイニング業界の現状と、私が投資しているビットコインの状況について書いていきたいと思います。

✅以前書いたマイニングに関する記事
ビットコインマイニングの損益分岐点について

 

ビットコインのマイニングを取り巻く現状

直近の急激なビットコイン価格下落により、大手を含む中小マニング企業が倒産または撤退に追い込まれています。

アメリカの大手マイニング企業であるGigawatが、数十億円の負債を抱え倒産してしまったニュースは記憶に新しく、中国の中小規模マイナーも続々と採算割れをおこし、旧モデルのマイニング機器がガラクタ同然になっています。


中国のマイニング工場で廃棄されるマイニング機材

中国の電気代事情では、冬場に電気代が上がる傾向がある為、ビットコインの価格が回復しない限り、今後更に同様の現象が多くなってくると考えられます。

ビットコインのマイニングアルゴリズムであるSHA-256対応のASIC機器に限って言うと、2018年12月16日現在、利益を生み出せている機器は5種類のみです。


出典:ASIC Miner Value

「ASICminer 8 Nano Pro」を除けば、どれも直近2018年10月以降に発売された最新版のASIC機器の為、資本力が無い中小マイナーではこれら最新版の機器を揃える事が出来ず、倒産または撤退に追い込まれてしまう事は明白です。

2018年12月現在のビットコインのハッシュレートとディフィカルティでは、ビットコイン価格:3,070ドル(約35万円)がギリギリ利益を出せる損益分岐点になるようです。

当然国よって電気代が異なる為、一概には言えませんが、現価格1BTC=36万~37万円から10%でも下落すると、利益を出せるマイナーは実質存在しなくなります。

日本ではGMOインターネットがマイニング事業を行っていますが、2018年第三四半期の実績は12.3憶円の売上に対して6.4憶円の営業利益赤字でした。

 

ビットコインの最新ハッシュレートとディフィカルティ

前述の通り、中小マイナーがビットコインのマイニング市場から退場している事が影響しており、ビットコインのハッシュレートとディフィカルティは下がってきています。

これはビットコインのマイニング参加者が減っている何よりの証拠です。

2016年以降急激に上がり続けたハッシュレートとディフィカルティが、直近で下がり続けている事が分かります。2017年の仮想通貨バブル時に乱立した数えきれない中小マイナーが淘汰され、マイニング業界が再編されているといったところでしょう。

上がり過ぎたハッシュレート、ディフィカルティが下がる事は、1BTCあたりの損益分岐点が下がる事でもあり、今後時間をかけて適正なハッシュレート&ディフィカルティが、ビットコインの価格と連動してくると考えています。

※ハッシュレートやディフィカルティが下がる事は、ビットコインの堅牢性も下がる事になりますが、今までビットコインの価格が下がっても、ハッシュレートとディフィカルティは上がり続けるという異常事態だったので、今回の下げは自然な調整だと考えています。

ただし、このような惨憺たるビットコインの現状にも関わらず、ビットコインの日々のトランザクション数が価格と反比例するように増えている事は、一つのプラス要素ではないでしょうか。

 

ビットクラブの収益状況・12/16時点

ビットクラブ(Bitclub Network)は、クラウドマイニング型のマイニング企業です。
ユーザーはマイニングに必要な機器等を揃える必要はなく、ビットクラブが代わりに機器を揃え、ユーザーの代わりにマイニングをしてくれるというシステムです。

ユーザーはビットクラブが提供するマイニングプールのうち、500USD、1,000USD、2,000USD、3,500USDから投資金額を選ぶ事ができます。

ビットクラブは各個人投資家から集めた資金でマイニング機器を揃え、その機器でビットコインのマイニングを行い、上記投資金額の割合に応じて、ビットコインを分配します。

✅以前書いたビットクラブに関する記事
【ビットコイン】クラウドマイニング:Bitclub Networkについて
ビットクラブ GPUマイニングが停止【損益悪化】

自分はそのビットクラブの3,500USDのマイニングプールに投資しているのですが、ここ数カ月の収益は目も当てられない位少ない金額です・・・

今のBTCレートで換算すると、1日=10円程度の配当になりますw

❒ビットクラブ途中経過 / 3,500ドル マイニングプール
・マニング開始から:191日
・総採掘数:0.03511 BTC
・一日平均配当:0.000184BTC
⇒ 現在1日あたり0.00003BTCの配当(2018年12月16日時点)

ちなみにビットクラブはBlockchain.infoのBTCハッシュレートシェアで、TOP10に入ります。

ビットクラブの持つハッシュパワーが約1,000TH/s前後で、GMOで約700TH/s(第三四半期6.4憶円の赤字)なので、1,000~900TH/s以下のマイナーは赤字収益になっていると想定できます。

 

まとめ

2018年内にはビットコインの価格があがるような兆しはなく、どんなに早くても来年2019年2月に控えているETF承認可否以降だと予測しています。

また先月実行されたビットコインキャッシュの分裂問題も、ビットコインに対する信頼・安定性に悪影響を及ぼしており、直近の仮想通貨全体の価格下落に少なからず影響を与えています。

ハードフォーク(コインの分裂)の問題はビットコインとは切っても切れない問題ですが、ユーザーや取引所を置き去りにした、ビットコインキャッシュ開発チームが押し切った今回の分裂騒動は個人投資家のみならず、機関投資家にも悪いイメージを与えてしまったと思います。

悪い話ばかりですが、中長期的な目線でみると、今回のバブル崩壊でマイニング業界が再編され、ビットコインのハッシュレートやディフィカルティが、現状のビットコイン価格に対しての適正値に徐々に修正されていくのではないかと期待しています。

また、このような悪相場の中でも、ビットコインの開発は着々と進められており、現にバブルがはじけた2017年2月以降のトランザクション数も増えていっています。

また陽の目を見るまで、なんとかビットクラブにはこの厳しい相場を耐え抜いてもらいたいです。

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