ラインが発行する仮想通貨:LINK(リンク)とは?【独自プラットフォーム】

日本で圧倒的なシェアをもつメッセージングアプリのライン(LINE)は、自分もほぼ毎日誰かしらと連絡を取る際に利用しています。

以前スマホの機種変をした際に、ラインデータの移行処理がマズく、データを全て移管する事が出来なかった事がありました。あとで気づいた事なんですが、ライン上でしか連絡先を知らず、電話番号の登録がない人が結構いて、その後連絡取れないケースがありましたw

それくらい、誰かと連絡を取る際にラインに依存していたと認識する瞬間でした。

そのライン社(正確いうとグループ会社のLINE Tech Plus)が2018年9月にBITBOXという取引所に、LINK(LN)という仮想通貨を上場させました。※BITBOXはライン社が運営している仮想通貨取引所です。

残念ながら、BITBOXは日本居住者とアメリカ居住者に対しては、サービスの提供を禁止している為、現状LINKトークンを購入する事は出来ませんが、日本人向けにLINKポイントというLINKトークンの代わりになるポイントを発行しています。

今回はライン社が発行する仮想通貨:LINKトークンの基本情報や使い道、ライン社が提供する新しいLINKプラットフォームについてみていきたいと思います。

 

LINKトークン、LINKポイント、LINK Chainとは?

LINKトークン(LN)は、ラインの仮想通貨事業を運営しているグループ会社:LINE Tech Plusを通して発行されています。LINE Tech Plusはシンガポールにある企業です。

LINKは、LINK Chainというライン社独自のプラットフォーム(ブロックチェーン)で使われるトークンです。

現在LINKは、LINE Tech Plusが運営するBitboxにしか上場しておらず、BITBOXは日本居住者へのサービス提供をしていない為、日本在住者はLINKを購入する事が出来ません。

ただし、日本居住者はLINKトークンの代わりにLINKポイントを獲得する事が可能です。
既にLINK Chain上でリリースされているDapps「Wizball」「4CAST」を利用し、条件をクリアする事により、LINKポイントを稼ぐことが出来ます。
(Dappsとは特定のプラットフォーム上で動くアプリです/ここではLINK Chain上で動くアプリ)

※LINKトークンは日本の金融庁から承認(ホワイトリスト入り)を受けていない為、日本国内向けにはLINKポイントという形での配布になっています。

LINKトークン【海外向け】
⇒ 仮想通貨取引所:BITBOXで購入可能 / 他の仮想通貨や法定通貨と両替可能
LINKトークンからLINKポイント⇒ラインポイントへ両替可能(※その逆は不可能)

LINKポイント【日本向け】
⇒ LINK ChainのDappであるWizballと4CASTをプレイする事により入手可能
LINKポイントからラインポイントへ両替可能(※その逆は不可能)

ラインポイントはラインアプリ内で1ラインポイント=1円で使用できる為、LINKトークンやLINKポイントはラインの更なる活性化に繋がります。

Wizball ホームページ
4CAST ホームーページ(モバイルからサクセス必要)

LINKトークンとLINKポイントを簡単に図にすると下記のようになります。

 

LINKトークンの基本情報とLINK Chainの仕組み

LINKトークン基本情報
・トークン名称:LINK
・ティッカー:LN
・ブロックチェーン:LINK Chain(プライベートチェーン)
・コンセンサスアルゴリズム:PBFT
・発行最大枚数:1,000,000,000 LN
・運営発行元:LINE Tech Plus
・ユーザーへの発行比率:80% / 運営保有:20%
✅LINKホワイトペーパー

LINKトークンはLINK Chainというライン社独自のプラットフォーム(ブロックチェーン)を採用しており、LINK Chainでの合意形成はPBFTというアルゴリズムになります。

LINK Chainでのブロック生成と検証で採用されているPBFTは、下記のC-NodeとS-Nodeによって実行されています。

・C-Node
Consensus-Nodeを意味し、このC-Nodeがブロック生成と検証の役割を行います。
C-Nodeは2種類あり、「C-Nodeリーダー」がブロック生成を行い、それ以外のC-Nodeがブロックの検証を行う役割を担っています。

・S-Node
S-Nodeはブロックの検証や生成は行わず、C-Nodeが検証・生成したブロック情報を共有する役割を持っています。C-Nodeだけでブロック情報を管理するのは負荷が大き過ぎてしまう為、その負荷を分散する目的があります。

PBFTはビットコインのPoWとは異なり、誰でもネットワークに参加できるわけではありません。参加を許可された特定のノード(C-NodeとS-Node)によってブロック生成・検証が行われます。
ビットコインの非中央集権型とは対極にある、中央集権型の管理方法になります。

PBFTでは、ビットコインのPowのように膨大な計算や電気消費が必要なく、特定のノードによって処理される為、高速での承認が可能になります。1秒当たり1,000以上のトランザクションを処理が可能とアナウンスされています。

現時点ではLINK Chain上のDappsは、LINE Tech Plus社がリリースしているWizballと4CASTの2つだけですが、今後他社含め多くのDappsをLINK Cahin上で稼働される計画から、PBFTの高速処理でスケーリング問題の対策をしていると考えられます。

承認方法にPBFTを採用しているあたり、今後LINKトークンを使ってLINK Chain上でのスマートコントラクトを進めていくのではないかと考えられます。

 

ラインが提供する現行サービス

ラインはメッセージングアプリで有名ですが、その他にも色々なサービスを提供しています。
日本円をラインポイントへ変換(チャージ)して、ラインアプリ内の色々なサービスでラインポイントを使って決済や買物が出来ます。

ラインペイ
中国のアリペイやWechatペイとほとんど同じです。
日本円をアプリにチャージする形で、友人間での送金やり取り、ラインペイ採用店でQRコードを通しての決済、オンラインショッピングでの利用等が出来ます。ラインペイを利用する事によりラインポイントが貯まります。コンビニや居酒屋等、利用可能店舗は続々と増えています。
✅ラインペイ利用可能店舗

・ラインゲーム
パズルゲームやRPG系のゲームが楽しめます。
どのゲームも課金前提のようなつくりになっていて、こういう所でガッツリ稼いでるんだろうなぁって容易に想像できますw 最終的にはLINKやLINKポイントも応用していくような構想になっているのではないでしょうか。

尚、ライン公式サイトに16種類のゲームが登録されています。(2018年12月20日現在)

・ラインショッピング
ラインポイントを使って買い物ができるオンラインサイトです。
ラインショッピングを経由して買い物をする事により、ラインポイントがバックされる仕組みになっています。楽天市場の楽天ポイントのようなものです。

アマゾンギフト券やNANACOと交換する事も可能です。

・ラインモバイル
ラインの格安SIMで、ドコモとソフトバンク回線から選べます。
ラインモバイルだと、ラインでやり取りするデータは容量を消費しない為、データ容量を気にする事なく使えるというメリットがあります。

月々の価格も音声(通話)昨日付きで、1,000円前半からのプランが用意されています。
ラインモバイル代の1%が、ラインポイントとして還元されます。

 

まとめ:ライン(LINKトークン)が目指す未来

ラインはメッセージングアプリでは日本、タイ、台湾、インドネシア等で多くのシェアがありますが、欧米を中心に取り込めていない国がまだまだあります。

LINKという仮想通貨、LINK Chainという新たなプラットフォームを足掛かりに、どのようにラインへの顧客取り込みをしていくか注目です。

尚、課題としては、ラインが日本発の企業の為、金融庁に認可されていないLINKトークンとラインアプリ間で直接連携を取る事が現状できません。また日本版のLINKトークンとしてLINKポイントがありますが、これも現状LINK ChainのDapps利用によっての獲得しか方法が無い為、利用する側からすると不便さを感じます。

LINKトークン、LINKポイント、ラインポイントのうち、日本専用のLINKポイントをなくし、LINKトークンとラインポイント間で全て完結する事が出来れば、利便性もよくなりますし、ラインが展開する様々なサービスへ応用できるようになります。

また、ラインは日本企業の為、LINKが金融庁認定のホワイトリスト入りする事も、今後幅広いサービス展開、流動性確保の点で重要になってきます。

2019年1月にはLINKトークン用のウォレットリリースや、LINK Chainへの新しい機能実装などが予定されています。ラインは既に日本人の生活に深く根付いているので、2019年の進捗次第では、おもしろい仮想通貨になっていくのではないでしょうか。

お勧めの仮想通貨取引所

取引量やセキュリティ等総合的に考えて、初心者の方に一番お勧めできる取引所です。 bitbank