モネロ:Monero(XMR)・リング署名とワンタイムアドレス機能搭載の匿名通貨

匿名通貨3兄弟(Dash、Monero、Zcash)の一角、Moneroの紹介です。
Dashについては欲しいアルトコイン:Dashをご参照

Moneroはエスペラント語で、硬貨やコインを意味します。
少額ですが、Dashと共に保有している上位アルトコインの一つです。

このMoneroは先日バイナンス上場廃止で注目を集めたByteCoin(BCN)がベースになっている匿名通貨です。一環して反ASICを貫いている骨のあるアルトコインですw

そんなMoneroの魅力について書いていこうと思います。

Moneroの基本情報

まずはBitcoinとの比較から。

Monero公式ホームページ

Moneroは独自のブロックチェーンをもつ、CryptoNoteプロトコルに基づくオープンソースな仮想通貨です。BitcoinやBitcoin Cash、Dashと同じ決済系の通貨です。

Moneroはまさに「匿名性」をウリにしている通貨で、主にリング著名ワンタイムアドレスという機能を備えています。この2点については後述します。
匿名性という点で言えば、Dashの上をいきます。

承認アルゴリズムはPoWですが、マイニングアルゴリズムはCryptoNight V8を採用しています。CryptoNightについても後述します。

Moneroには決まったブロックサイズが設定されておらず、取引量に応じてブロックサイズを調整する事が出来ます。これにより送金詰まりが起こりにくくなります。

1ブロックの生成時間は約2分です(Dashは約2分30秒)

上位アルトなだけあって、Bithumb、Poloniex、Binance、CoinEx、Huobi、Bittrex等の大手取引所に上場しています。

マイニングアルゴリズム:CryptoNight V8

Moneroは10月18日にハードフォークを行い、マイニングアルゴリズムがCryptoNight V7からCryotpNight V8に変わりました。

これは、2018年3月~4月頃にかけて、CryptoNight V7に対応するAsicが続々と開発された事をもっての対応でした。

Moneroは反Asicの方針を前々から打ち出しており、BitcoinやBitcoin Cashのような一部のマイナーによる寡占状況(中央集権化)に異を唱えています。またMonero公式は半年毎にアルゴリズムを変えていくことを発表しています。

細かい仕様の事は省略しますが、このCryptoNightというアルゴリズムはAsicに対する耐性をもっており、この仕様により、MoneroはGPUやCPUでもマイニングが可能になっています。

半年毎にハードフォークが起こるという事は、とらえ方次第によってはマイナス面もありますが、それだけマイナーの中央集権化に反対する強い意志の表れでもあります。

モネロの匿名機能・リング署名とワンタイムアドレス

モネロには取引の匿名性を担保する機能があります。
それは、リング署名とワンタイムアドレスという機能です。

Bitcoinは単純にAからBへ、一方向で送金されます。

Bitcoinはオープンソースの為、上記の通りどのアドレスからそのアドレスへ(AからB)・いくら送金したか(1BTC)、誰でも閲覧可能になっています。

アドレス自体には個人情報は何も含まれていませんが、もし個人情報とアドレスが何らかの事情で紐づけ出来てしまった場合、その取引は第三者へ筒抜けになります。

 

これに対してMoneroの取引は、下記の通り誰が誰に・いくら送金したか、トレース困難な仕様になっています。

例えば上記の例で言うと、Aの送金額:100XRMが70XRMと30XRMに分割され、IとKにそれぞれ送金され、Eの送金額:60XRMが50XRMと10XRMに分割され、それぞれGとKに送金されるというイメージです。

ただし、Iの130XRMやGの70XRMが、誰から送金されたものかは分からない仕組みになっており、またMoneroのブロークチェーンへ上記取引内容を記録するマイナーも、詳細を知る事は出来ません。

このリング署名機能に加え、受取側は1回の取引でのみ有効なワンタイムアドレスを生成する事が出来ます。取引毎にアドレスを生成する事が出来る為、ビットコインのような固定アドレスの使い回しにならず、アドレスと取引履歴の紐づけが非常に困難になります。

これらリング署名とワンタイムアドレス機能により、Moneroは他にはない非常に高い匿名性を誇っています。

ブレット・プルーフ(Bullet Proofs)の実装

Moneroは10月18日のハードフォークで、Bullet Proofsという機能も実装しました。
これはリング署名で利用されるRange Proofsという暗号機能を最適化する機能があります。

今までのMoneroのブロックチェーン上のトランザクションの大部分は、このRange Proofsが占めており、これによりトランザクションスピードが遅くなっていました。

このBullet Proofsにより、トランザクションならびに取引手数料を約80%減らすことに成功しています。

まとめ

Moneroはリング署名とワンタイムアドレスによる匿名機能や、GPU・CPUでも可能なマイニング(反Asic=反マイニング中央集権)、高速送金機能と、非常に魅力的(自分にとってw)な匿名通貨です。

またモネロは現状に満足する事なく、2018年のロードマップでKorviプロジェクト(IPを隠して行う通信技術:Torの実装)や、2019年以降ではセカンドレイヤー等を計画しており、今後ますます期待できる匿名通貨の一つです。

匿名通貨系のブログをネットでみていると、「マネーロンダリングに使われる=政府に規制される」リスクがあるという意見をよく見かけますが、特別匿名機能の無いビットコインやNEMが流出した時も、結局未だに犯人を捕まえられていないケースがほとんどだという事を考えると、そこまでMoneroの匿名性にリスクを投げかけるのは疑問があります。

実際MoneroやZcashは、ダークウェブと呼ばれる違法製品を数多く扱うネットショップ:Alpha Bayで使われていた事があったりと、負のイメージが先行している部分もあるかもしれませんが、結局は「物は使いよう」だと思うんですよね。

自分はそのようなマイナス面以上に、Moneroが秘めるポテンシャルが、今後実際の世界で活用されていく可能性に期待しています。

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