長期・積立・分散投資の重要性とは【10年以上の期間で考える・ウェルスナビ】

振り返ってみたら、2017年末に仮想通貨にのめり込んでから、毎日仮想通貨の情報ばかり追ってきた1年でしたw

色々勉強させてもらい、高い授業料も払いましたが、おかげでピーク時は10種類以上ホールドしていた仮想通貨も、今や片手で数えられる位にまで絞る事が出来ました。

仮想通貨ならびにブロックチェーン技術が今後どのような発展を遂げていくかはわかりませんが、少なくともビットコインについては長期スパンで保有してくつもりです。

そんな仮想通貨ばかりにお金をツッコンできた1年間でしたが、フィリピン株やベトナム株はここ1年ほとんど買い増ししておらず、自分のポートフォリオは本当にこれでいいのか・・?と最近感じるようになり、以前読んだ「株式投資の未来」と「これからの投資の思考法」という本を、改めて読み直してみました。

ジェレミーシーゲル氏はペンシルベニア大学大学院の金融論の教授で、「株式投資の未来」にて長期の株式投資のリターンがいかに優れているかをまとめています。

「これからの投資の思考法」の著者である柴山和久氏は、元財務相職員、マッキンゼー出身という肩書をもち、現在はウェルスナビという自動積立システムを提供する企業のCEOです。

 

この2冊を改めて読み直してみて、資産の約40%が値動きの激しい仮想通貨で占められている自分のポートフォリオはちょっとマズいなぁと再認識していますw

今回は記事の題名でもある「長期、積立、分散」投資の重要性を、2冊の本から得たヒントを交えてまとめてみました。

 

人間の脳は投資に向いていない

まず改めて凡人の自分に言い聞かせないといけないなと感じたのは、「これからの投資の思考法」で書いてあった人間の脳は投資に向いていないという事です。

これは章を割いて説明している事なんですが、長年の行動経済学等の研究から人間はよりもで動く生き物だという事が挙げられます。

人間の脳は得した事(株価上昇等)よりも、損した事(株価下落等)に過剰に反応するようになっており、なんと得した事に対して1反応すると仮定すると、損した事には2反応するという事が証明されているようです。

要は株価や仮想通貨が下落した際、上昇した時よりも2倍脳が揺さぶられるという事です。

これには非常に納得するところがあり、まがりなりにも今まで株や仮想通貨への投資をしてきて、嫌と言うほど経験してきました。高い時に買って下がっている時に我慢できず売ってしまうというパターンですね。

例え相場を正しく予測出来たとしても、人間の脳が損をする事を否応なく嫌う為、頭では分かっていても真逆の事をしてしまうケースは多々あります。

当然一部の凄腕投資家達は底値で買って高値で売り抜けるという例外も存在しますが、自分のような凡人にはまぁ無理だろうな、と今までの経験から感じてますw

相場から退場してしまう人達は資産の過半数を特定銘柄に投入し、下落時のプレッシャーに堪えられず投げ売りし、挽回不可能なダメージを負ってしまうというパターンがほとんどです。

これは行動経済学や心理学等でも証明されている事なので、人が投資をし続ける限り、今後も同じような事が起こるでしょう。

「人間の脳が投資に向いていない」という事を理解する事によって、特定銘柄への集中投資がいかに危険で、自分のような凡人こそ一発逆転を狙ってはダメなのだと再認識しました。

 

長期・積立・分散投資の重要性

人間の脳が投資に向いていないなんていわれると、凡人が財を成すのは到底不可能な事のように思えてきますが、時間を味方につける事によって勝率が大きく変わってきます。

ここで言う時間とは1年とか2年ではなく、10年以上のスパンです。

下記の表は「株式投資の未来」から引用した1801年から2001年の約200年間の、各金融商品(アメリカの株式、長期米国債、短期米国債、金、ドル)の実質リターンを表した図になります。


画像引用:株式投資の未来/ジェレミーシーゲル著

 

ドルを金融商品と呼べるかはさておき、200年単位でみるとアメリカ株式の平均は1801年に1株=1ドルだった株が、2001年には1株=597,485ドルになっていたという驚愕の事実です。

同様に長期米国債は1ドルが1,072ドルに、短期米国債は301ドルになっています。

この200年の間には度重なる戦争、金融危機等が起こってきましたが、株式の年間の平均リータン率は6.5%~7%となっており、10年~15年を一区切りで見れば、どの時期から始めても最終的にプラスになっている事が分かります。

上記はアメリカ株式をピックアップした良い例ですが、日本の株式市場はバブルが崩壊した1992年1月末時点で日経平均株価は22,000円でしたが、27年経った2019年2月19日時点でも21,302円と当時の水準より低くなっています。

もし1992年に日経均に一括投資して、そのまま27年間放置していた場合、ほぼ全期間でマイナス収支になっていたという事になります。

ただし、そんなダメダメな日系平均でも、長期での積立投資をしていれば、最終収益は大きく変わっていた事が分かっています。

下記は1992年~2017年までの25年間、日本株に対して初回100万円投資し、その後毎月3万円を積立していった場合のリターンを表した図になります。

画像引用:「これからの投資の思考法」 柴山和久氏 著

 

25年間の投資期間のうち約半分近くは元本割れを起こしていますが、日経平均がマイナスに落ち込んだ時に安く株を購入出来ているおかげで、25年後の投資総額1,000万円に対して評価額1,432万円になり、最終的に+432万円という結果になりました。

長期の積立投資が、リスク回避になっている事が分かる良い事例です。

アメリカ株式のようにどの10~15年期間を切り取ってもプラスの場合は、初回に一括で投資して、配当再投資で増やしていったほうがリターン率は高いですが、日本株のように30年近く経っても過去の価格に追いつけないケースの場合は、マイナスの期間が長すぎて途中で投資自体を辞めてしまう可能性が高いです。

また、上図右側のグラフは同じ条件(初回100万-毎月3万円-25年間運用)で、全世界に分散投資していた場合のリータンです。

※全世界への分散投資の内訳 
米国株30.6%、日欧株21.5%、新興国株5.0%、米国際券29.1%、金8.8%、不動産5.0%
(2017年度ウェルスナビのリスク許容度3のポートフォリオ / 税金は考慮せず)

日本だけに限らず、世界に投資且つ様々な金融商品を組み合わせた事によって、25年間で評価額が2,457万円となり、日本だけの投資と比べるとその差は歴然(1,000万円以上のリターン差)です。

金融商品の組み合わせは様々ですが、値動きが連動しない異なる金融商品を組み合わせる事により、金融危機が起こった時の資産の減り幅を抑制する事もできます。

これらのデータにより、自分のような凡人には長期、積立、分散投資をコツコツと継続していくことが、マーケットから退場しない最善の方法なのかなと感じてます。

 

AI活用による投資の自動化

長期、積立、分散投資が重要なのは理解しているのですが、人間の脳が投資に向いていない事から、分かっていても真逆の事をしてしまうのが人間です。

そこで「これからの投資の思考法」著者の柴山氏は、ウェルスナビという自動積立投資のシステムを開発し、ロボットのアドバイザーが預かり資産を自動で資産運用するサービスを立ち上げました。

✅ウェルスナビ ホームページ

ウェルスナビでは前述の「長期・積立・分散」を自動で行い、ロボットアドバイザーのアルゴリズム(投資理論)にはノーベル賞受賞者の理論が採用されています。

毎月の投資額を決め、自動で引き落としされ、スマホがあれば自動で資産運用が出来てしまうので非常に便利です。

下記のように毎月の投資金額と投資期間によるリターン率のシュミレーションも簡単にできます。


画像引用:ウェルスナビ ホームページ

 

長期投資で重要であるリバランス(各金融商品に対する投資金額の分配比率の調整)もウェルスナビのロボアドバイザーが自動で行ってくれます。

そして、気になるウェルスナビの運用実績ですが、ウェルスナビの柴山CEOが実際に自信で投資しており、実績をホームページで公表しています。2016年1月~2019年1月の3年間運用で、418万円から472万円に資産が増えていますおり、合計13.07%UPで1年あたり5.2%の伸びです。

詳細はウェルスナビのホームページから確認できます。

ウェルスナビの実績レポートはネット検索すれば沢山ヒットしますが、多くのレポートでプラス収支になっているので概ね好評のようです。

ただ、ウェルスナビの手数料は1%に設定されており、大手証券会社が提供している投資信託と比べると割高です。100万円預けていたら年間1万円が手数料という事になります。

この手数料1%をどう捉えるかですが、日々仕事で忙殺されているサラリーマンにとっては、お金を預けているだけで勝手に分散投資からリバランス(銘柄組み換え)などの最適化をしてもらえて、ほったらかし投資ができるので、許容できる率だと思います。

前々からウェルスナビに投資したいと考えてたんですが、口座開設にはマイナンバーが必要で、海外駐在中の自分はマイナンバーを取得する事ができない為、断念しています・・・

過去の膨大なデータを用いたAI活用による投資は今後広がっていく事が予測でき、長期・積立・分散投資が自動でできるこのようなサービスは、資産運用の有効な手段の一つだと思います。

尚、AIの広がりにより、今までのセオリーが通じなくなる可能性も否定できませんが、過去数十年~数百年の金融市場の実績と、長期・積立・分散投資の重要性を知る事ができた事は、確実に自分の投資に対する考え方に幅をもたせてくれました。

ちなみに現在自分のポートフォリオの80%程度は、仮想通貨と新興国株式が占めている非常に好ましくない状況なので、2019年はポートフォリオの見直しをしていこうと考えていますw

今回紹介させて頂いた「これからの投資の思考法」と「株式投資の未来」は過去の金融市場の歴史や実際のリターン率を知る事ができるオススメの本なので、一読をお勧めします。

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