7月22日にBitclub(ビットクラブ)から重要なアナウンスがありました。
ビットクラブでの出金にKYC登録が必須になった事は以前記事にしましたが、このKYC登録を2019年中に完了しないと、アカウントが閉鎖されてしまうという内容です。
ビットクラブのKYC登録の記事
✅Bitclub(ビットクラブ) 収益状況・GPUマイニング再開の見込み【出金にKYC必須】
✅Bitclub(ビットクラブ) 複数アカウントのKYC一括登録方法【KYC認証のコツ】
最近仮想通貨界隈で特に顕著になってきたアンチマネーロンダリング(AML)の一環として、ビットクラブも出金にKYC認証を必須にしていますが、2019年内に認証完了しないとアカウントを閉鎖するという突然のアナウンスには少し驚きました。
7月22日にアナウンスがあった内容をまとめてみました。
米国居住者、米国市民へのアカウント停止
まず冒頭でのニュースは、米国市民と米国居住者へのアカウントを無期限で停止するという内容でした。
ただし、既に購入済みのビットコインマイニングプールやGUPマイニングの契約期間が残ってい間は、報酬の受け取りならびに出金は可能です。
「停止」という表現が少しややこしいですが、新たなプールの購入やビットクラブが提供するサービスの利用が出来なくなるという内容です。
仮想通貨のレバレッジ取引ができるBC Traderの場合は、購入日から1年間は使えるようです。
今回のビットクラブの処置もそうですが、仮想通貨界隈全体がアメリカの法規制を見据えた対応に続々と乗り出している事が分かります。
KYC登録完了のデッドライン
KYCの登録を2019年12月末までに完了させないと、アカウントが停止され、それまでに発生していた収益が全て没収されてしまいます。
この処置に踏み切ったのは、仮想通貨に対するアメリカを初めとした世界的な反マネーロンダリング(AML)への対応を、ビットクラブも遵守する方針の為です。
現在ビットクラブではKYC申請から72時間以内に処理をする事を確約しています。
サポートチケット(問い合わせメール)を送ったとしても、KYC処理が早くなることはないようなので、時間があるうちに早めにKYC認証は終わらせておきましょう。
ビットクラブのKYC認証手順については、本記事冒頭にブログリンクを貼っておきましたので、参考にしてみ下さい。
GPUマイニングが7月15日から再稼働
またどうせアナウンスどうり再開はしないだろうなぁって思ってたら、ちゃんと7月15日からGPUマイニングの収益が発生していましたw
以前の記事で書いてますが、全てのGPUマイニングはイーサリアムのGPUマイニングに統一される事になり、自分のモネロ(XMR)のプールもイーサリアム(ETH)のマイニングプールに替わっていました。
ただ残念ながら、イーサリアムのGPUマイニングの収益は泣けるほど低収益でした・・・
🔹ETHマイニング期間:7/15~7/24(10日間)
🔹収益額:0.16USドル
🔹1日あたり収益額:0.016USドル(約1.7円)
🔹1,000日間での予想収益:16USドル(1,700円)
えっ、、、1プール1,000USドル(約11万円)出して購入したんですけど。。
契約期間1,000日で元手11万円かけたのに、予想収益が約60分の1の1,700円ってw
1,700円だと出金手数料払うとほとんど残りませんね。。
アナウンスには現在稼働停止しているマシンを随時再起動させていき、利益拡大を目指すとありますが、例え収益が10倍になったとしても1,000日間で得られる収益は2万円前後なので、GPUマイニングのほうも元手回収は絶望的ですね。
今回のアナウンスではビットコインのマイニングについての窮状についても述べられており、損益分岐点以上のパフォーマンスが出せない稼働停止中マシンを多く抱え、現状利益を出す事が非常に難しい状況であると書かれています。
損益分岐点を頻繁に行き来している状況のなか、マシンのスイッチをONにしたりOFFにしたりと、非効率な稼働状況が続いています。
電力供給会社との電気代の更新についても、以前のレートよりもはるかに高い値段設定になっているようで、マイニングで収益化するために一番重要と言っても過言でない電気代で、既に勝負がついてしまっている感もします。
ビットクラブの全体のBTCシェアは1%まで下がっており、ハッシュレートも600PH/sほどに落ち込んでおり、稼働させているマシン数が徐々に少なくなって来ています。
半年前と比べると、上記両数字共に半分以下に減少しています。
今後数カ月間のうちに改善が見られないようであれば、ビットコインについても新たなマイニングプールの販売を停止する可能性について言及しているので、ここ数カ月で大きな変化点が訪れるかもしれません。
KYC認証を出来るだけ早めに済ませておく事に越したことはないですが、手間かけてやったKYCが無駄になる事がないように、ビットクラブには何か解決策を見出してくれる事を期待するしかありません。