【V】ビザ(VISA)は世界No1の決済ブランド・驚愕の収益率

記念すべき初めてのアメリカ株は、VISAを20株(約38万円分)購入しました。

VISA【V】は誰もが知っている決済カードの国際ブランドで、Union Pay、マスターカード【MA】に大きく差をつけてNo1の座に君臨しています。

世界のカード決済の約45%がVISAで行われています。


引用:Nilson Report

 

自分のアメリカ株の方針として、配当無し or 配当が少ない所謂グロース株についてはVTIなどのETFで分散投資し、高配当のバリュー株を個別株として保有するのが基本路線です。

VISAは配当だけみると低利回りですが、この株だけではどうしても個別株で保有したい魅力(超高収益&高成長)があり、今回購入しました。

VISAの魅力や各種指標をまとめてみました。

 

VISAの業務内容と収益構造

VISAの業務内容は主にクレジットカード、プリペイドカード、デビットカード等のカード決済で使われるネットワークと決済システムを提供している会社です。

VISA自体はカード発行はしておらず、VISAと提携している金融機関が私達一般消費者へカード発行する役割を担っています。

小売店(加盟店)とVISAのネットワーク契約を結ぶAcquirer(アクワイアラー)と、消費者へカードを発行するIssuer(イシュアー)と呼ばれる金融機関とVISAはライセンス契約をし、それらの企業から決済手数料とライセンス使用料を徴収します。

ポイントとして、VISAは自らのネットワークと決済システムを提供するライセンスフィービジネスの為、顧客の未払い金回収リスクはありません。

代金回収の役割は契約している金融機関が負っているからです。

VISAのネットワークが使われれば使われるだけ、VISAのライセンス使用量と決済手数料が入ってくるという打ち出の小槌のようなシステムです。

 

VISAのシェアと伸びしろ

世界200か国以上の約5,390万店舗でVISAカードが使え、年間処理金額は約11.2兆ドル(1,200兆円)にも上ります。

2018年は売上:206億ドル(約2.2兆円)、純利益103憶ドル(約1.1兆円)、純利益率が約50%という超がつく高収益企業です。

仮想通貨界隈だとスキャムと呼ばれてもオカシクないレベルですw


引用:VISA 2018 Annual Report

 

他社競合と比べてみても、圧倒的な数字を誇ります。

支払ボリューム、処理件数、カード発行数など何を取ってみても、日本で馴染みの深いJCBの数十倍の規模で、2位につけるMasterカードにも約2倍の差をつけてます。

※中国のUnion PayはVISAに次ぐ規模を誇りますが、中国メインでの展開で詳細なデータが無い為、下記リストには含まれていません。

引用:VISA 2018 Annual Report

 

見出しに図を載せていますが、VISAは2018年時点で全世界のカード決済の約45%のシェアを確保しています。

毎年取引件数、取引額共に2桁%以上の成長を続けており、またこれから経済的な高成長が望めるアジアのマーケットでの伸びしろが大きく残っています。

※VISAの全体売上に対するアジアの割合は未だ5~6%程度です。

キャッシュレスが進めば進むほど、電子決済界を牛耳っているVISAの懐が潤うのは間違いないですし、Apple PayやGoogle Payも結局はクレジットカードを介した決済システムなので、嫌でもVISAのシステムを使わざるを得ません。

また2018年のAnnual Reportには、これまで別会社だったVISA Europeの合併がほぼ完了したとあり、合併のシナジー効果がどれだけ出るのかも楽しみです。

成熟した先進国にありながら、まだまだ成長が見込めるVISAのような巨大企業があるのは、やはりアメリカ株投資の一つの魅力ですね。

 

VISAの売上・利益・各種財務データ

▪ティッカー:V
▪1株配当:1ドル
▪配当利回り:0.56%
▪PER:34.30倍
▪EPS:5.21ドル
▪ROE:34.84%
▪連続増配:11年
▪配当月:3、6、9、12月
▪上場先:NYSE(ニューヨーク証券取引所)
※2019年8月13日現在 / Yahoo Finance

直近10年間のチャートは惚れ惚れするような右肩あがりですね。

VISAがニューヨーク証券取引所(NYSE)に上場したのは2008年と歴史は未だ浅いですが、ここ10年間で株価は10倍以上になっています。

アメリカ優良株の株価は2008年のリーマンショック以降上がり続けており、そろそろ下落時を狙って購入したほうが良いような気持ちにもなりますが、VISAのような株はバイ&ホールド前提であればそこまで買いのタイミングを気にする必要は無いと思わせてくれます。

■VISAの価格推移


引用:Yahoo Finance 10年チャート

 

VISAの株価は、S&P500インデックスを大きくアウトパフォームしています。

このS&P500の平均リターンを上回っているかどうかは、配当利回りが低い企業の個別株購入の際の一つの判断基準にしています。

引用:VISA 2018 Annual Report

 

■VISAの売上・利益推移

見事な右肩上がりで、これも文句のつけようがありません。

営業利益率は直近5年間で常に60%越え、純利益率も直近で50%を超えてきました。高収益企業ひしめくアメリカ株の中にあっても、突き抜けた高収益率を誇ります。

売上金額の約半分が純利益とか異常です。

売上、営業利益、純利益共に毎年ほぼ10%以上の成長を続けています。


VISA   売上・利益推移(10年)

 

■VISAのキャッシュフロー推移

利益率の高さがそのままキャッシュフローにも表れており、元手(投資CF)がほとんど発生せずに、収益をあげている理想形です。

前述の通りVISAには貸し倒れリスクが無いのも安心材料です。

通常15%以上あると優良企業判定になる営業キャッシュフローマージンも、過去10年平均で50%を超えています。

VISA   キャッシュフロー推移(10年)

 

■VISAの1株配当・配当性向推移

2009年の1株配当:0.1ドルから2018年は0.82ドルまで伸びています。2019年は1株あたり1.0ドルなので11年間で配当額は10倍です。

上場以来毎年欠かさず増配しており、11年連続増配です。

配当性向は未だ20%程度で、十分な増配余力を残しており、今後も安定的な増配が期待できます。

VISAの株価が上昇し続けている為、配当利回りだけみると常に1%未満になっていますが、毎年2%程度の自社株買いを実施しており、株主への還元を重要視している事が分かります。

VISA   1株配当・配当性向推移(10年)

 

■VISAのEPS・BPS推移

2012年にEPSが一旦停滞していますが、毎年着実に稼ぐ力を上げていっています。

2009年のEPS:0.78ドルから2018年にはEPS:4.72ドルまで伸びており、EPSの成長がしっかりと株価に反映されていますね。

VISA   EPS・BPS推移(10年)

 

2008年にVISAが上場した後に1株15ドル(当時の配当:0.1ドル)で購入していた場合、2019年現時点で配当が1株=1ドルまで成長している事を考えると、購入当時の株価から変化していなかったとしても、配当利回り6.6%まで増えている計算です。

VISAのような毎年着実にEPSを伸ばしていける優良株を長期保有する事は、キャピタルゲインだけでなく、結果的に大きなインカムゲインも期待できます。

 

■VISAのROE・ROA推移

上場時のROE10%台から徐々に上昇し、2018年には30%台になりました。

株主資本を十分に有効活用して利益を上げ続けています。

VISA   ROE・ROA推移(10年)

 

【V】VISA銘柄 まとめ

売上、収益力、財務内容の健全性、成長性全てにおいて非の打ち所がなく、安定的に株主にリターンをもたらしてくれる超優良株でした。

簡単に思いつくだけでも、下記のようなワイドモート(参入障壁)を持っている企業の為、株主へ継続的に利益還元できるだけの力を持っています。

✅先行者利益による世界的なシェア確保・ネットワーク効果で、他社が参入しようとしてもコストで勝つのは難しい。

✅他の決済サービス(MasterやAmex)へ切り替えるにはスイッチングコストがかかる為、一旦カードを発行してしまえば、長期でのロイヤリティ収入が見込める。※切り替えにあたってのカード登録情報の更新や、決済システム変更には想像以上に手間と費用がかかる。

考えられるリスクとしては、VISAの電子決済に代わる安価で手軽な方法が出てくる事ですが、その筆頭としての仮想通貨は法規制が追い付いておらず、まだまだ実用化には10年単位の時間が必要だと感じています。

ビットコイン保有者として思いますが、ビットコインが日々の決済として使われる事は、スケーリングの問題、ボラティリティの問題、送金速度の問題等あり、VISAやMASTERにとって代わる事はほぼ無いと思います。

ビットコインが目指す先はゴールド(金)と同じ、Store of Value(価値の保存)ではないかと考えています。

ビットコインの過去記事は下記参照。

5分で分かるビットコインの仕組み・入門編【出来るだけ簡単に解説】

【デジタルゴールド】米中経済戦争の最中で価格上昇を続けるビットコインの価値

電子マネーは結局、クレジットカード経由でのチャージならびに決済をする方式が大半なので、脅威というよりはVISAにとってはプラスです。

また、参入障壁は高いとしても、ここまで儲かるビジネスモデルなので、今後GoogleやAmazon等の巨大企業が参入してくるリスクは少なからずあるかもしれません。

そして金融のカテゴリーに属すだけあってVISAも例外では無く、リーマンショックの際は大きく株を下げていますので、景気に敏感な銘柄だという事は頭に入れておいたほうがいいでしょう。

ただ、目下差し迫った脅威は存在しておらず、今後更にVISAが成長していく可能性のほうが高いと感じています。

営業利益率、純利益率、キャッシュフローマージン全て50%越えはダテじゃありません。

記念すべき初アメリカ株のVISA、今後どのような成長をしていくのか楽しみです。

 

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