社会派傑作漫画「闇金ウシジマくん」がついに終焉【その他オススメ金融系マンガも紹介】

ずっと愛読してきたマンガ「闇金ウシジマくん」が15年間の連載の末、ついに48巻で終焉する事になりました。

新宿に拠点を構える闇金「カウカウファイナンス」を運営する丑嶋馨(ウシジマ・カオル)が中心となり、日本の闇をリアルに描いた社会派マンガです。

ヤクザから半グレ、情報商材屋、風俗嬢、ニートまで、ありとあらゆる社会の暗部に切り込んでいき、著者の取材に基づいたその内容は本当にリアルで、誰かのドキュメンタリーマンガを読んでいるような気にさえなります。

ウシジマくんの多くのエピソードはどれも現実離れしているものではなく、一般人でも少し足を踏み外せば陥ってしまうような問題が多く描かれており、それがある意味ゾッとさせるのと、自分を含め多くの読者を魅了した要因だと思います。

正直、最終巻の終わり方はちょっと物足りない感ありましたが、ヘタな意識高い系の経済本や自己啓発本を読むくらいなら、ウシジマくん読んだ方がサバイバル能力つくと思いますw

※随所に凄惨な描写がみられるので、エグい系が苦手な人はちょっとキツイかもしれません。。

確かにマンガのタイトルでもある闇金での「借金の怖さ」も描かれていますが、それ以上に情弱(情報弱者)はいつの世の中も強者の餌食になってしまうんだなぁ、という事を改めて実感しました。

これは株式や仮想通貨投資などに対しても言える事で、「情弱」はいつも「養分」という構図がピッタリ当てはまります。

自分はこの手の裏金融系のジャンルが好きで、今まで「ナニワ金融道」や「カバチタレ」、「ミナミの帝王」、「極悪がんぼ」など色々と読んできましたが、臨場感を味わえる「闇金ウシジマくん」が一番ハマりました。

今回はウシジマくん全48巻の中で、特に印象に残ったエピソードを簡単にまとめてみました。


闇金ウシジマくん(1) (ビッグコミックス)

 

与沢翼がモデルのフリーエージェントくん編

このフリーエージェント編に出てくる「天生翔」という情報商材屋のボスは、どっからどう見ても与沢翼がモデルですw

主人公の村上仁はうだつの上がらない人材派遣で働くフリーターで、天生翔の高額インターネット商材:ハイパーメソッドを購入し、まんまと詐欺師の養分になるというストーリーです。


画像引用:闇金ウシジマくん / フリーエージェントくん編(30巻)

 

セミナーを開催し「誰でもゼロから始めて月収1億円」という事をうたい文句に、高額商材(100万円)をセミナー参加者に売りつける典型的な手法なんですが、主人公を含めた情弱達は天生のサクセスストーリーを鵜呑みにし手を出してしまいます。

当然養分達は思うような売上が上がらない中、天生は「この商材があれば必ず売上は伸びる」といった具合で次々と後出しで新しい商材を出してきます。

後に引けなくなった養分達は、天生にやられた手法を今度は他の人に対して実践し、嵌め込んでいくでいくというマルチ商法の闇が描かれています。

商材を買う為の費用を親から借金するくだりや、詐欺商材を知り合いに見境なく紹介するシーンとか実にリアルで、身近にこういう知り合いいたなぁって思い浮かぶ位ですw

このフリーエージェント編、仮想通貨やっている人なら絶対「あるある」って納得できると思いますw

仮想通貨界隈もまだまだ似たようなマルチ商法が横行していて、「あなただけに特別に教える極秘ICO」とか「月利○○%確約の特別配当付き仮想通貨」なんていうフレコミが、そこら中に転がってます。

一度面白半分で仮想通貨のマルチ商法動画を見た事がありますが、なんでこんなのに引っ掛かる人がいるんだ・・・っていう位お粗末な出来で、あり得ないリターンが提示されていました。

フリーエージェントくん編の主人公村上含め、所謂養分と言われている人に共通しているのは、独力でロクに調べずに、勉強する事もなく、人の言う事を丸のみでお金を支払ってしまうという事です。

私は仮想通貨のいくつかのLINEコミュニティに入っていますが、そのコミュニティメンバーには自ら購入した後に「この仮想通貨どう思いますか?」とか「パスワード失くしたんですがどうすればいいですか?」とか平気で質問してくる人が沢山いるんですよね。

まず自分で調べろよ!、んで調べてから質問しろよ!!って毎回心の中で叫んでます。

本当に他力本願で、月○○万円儲かったみたいな自称インフルエンサーの言葉をそのまま信じて、結果大損こくっていう養分が仮想通貨界隈には沢山存在します。

このご時世、Google大先生という素晴らしいデータベースに誰でも・いつでもアクセスする事ができるし、詳しく知りたいのであればAmazon Kindleなどで本屋にいかずとも知識を得る事が出来ます。

このフリーエージェントくん編は、情報商材ビジネスの闇と情弱がいかに社会的弱者であるかが良く分かるオススメエピソードです。

XRPで数十億円稼いだ与沢翼も、ウシジマくんで描かれているようなアクドイ事してきたんだろうなぁって想像しながら読むと、仮想通貨ファンは更に楽しめるかもしれませんw

 

フリーターの闇と株式取引が題材のフリーターくん編

フリーターくん編に登場する主人公は、35歳フリーターの宇津井。

フリーエージェントくん編の村上同様、またフリーターが主人公のエピソードなのですが、ある意味もう一人の主要人物として登場するのが宇津井の母親で、この母親が丑嶋とその取り巻きに嵌め込まれて、株で大損害を被ります。

この宇津井というフリーターが本当クソみたいな奴で、フリーターで不定期に日銭を稼ぎ、そのお金をパチスロで溶かす→消費者金融で借金を繰り返す、という体たらく。


画像引用:闇金ウシジマくん / フリーターくん編(7巻)

 

そして、自分の不満をネットで発散するだけでは足らず、周りに当たり散らすというクズっぷりを発揮してますw

そんなどうしようもない息子と、早期退職した旦那と共に暮らす宇津井母は、将来の不安から新興国の株式に投資をしていたのですが、その株が暴落し追証(追加証拠金)に手を出してしまいます。

宇津井母は「信用取引」という形態で株式投資しているのですが、信用取引というのは証券会社から借金をして自分の手持ち資金以上の額を運用するようなシステムです。

当然株価が上昇した時の儲けは大きくなりますが、反面株価が下落した時の損失も大きくなります。

そして信用取引では、損失がある一定額を上回ると強制的に取引終了(ロスカット)になるルールがあり、強制終了を回避する為には「追証」という追加資金の入金が必要になります。


画像引用:闇金ウシジマくん / フリーターくん編(8巻)

 

損失を確定させたくない宇津井母は、藁にもすがる思いで丑嶋が運営するカウカウファイナンスから融資を受ける事になるのですが、結果的に闇金から借りたお金も溶かしてしまい、合計2,000万円の借金を背負い、家を手放す事になってしまいます。

フリーエージェントくん編の村上とも共通する部分ですが、宇津井母も証券会社の営業マンに言われるがままにお金を投入して行き、結果追証まで溶かしてしまいました。

「人から言われた事を鵜呑みにする」という養分特有の行動を取っています。

これ以外にも「借金で投資している為、正常な判断が出来ていない」事や、「不安定な新興株への一点投資」など投資で失敗する人の特徴全てが当てはまっています。

これも仮想通貨界隈でよく聞く話で、「○○○通貨へ●●万円突っ込んで資産10倍!」とか「全財産をXRPに投入!」とか正気の沙汰とは思えない事がSNS上で展開されています。

インフルエンサーなんて呼ばれてる人達のほとんどは詐欺師まがいの仮想通貨を推している、まだまだ未開のマーケットなので、人(インフルエンサー)から言われた事を鵜呑みにするなんて事は絶対にNGです。

彼らは常に情弱(養分)に向けて、リスクには一切触れず、良い事しか言いませんから。

投資に絶対なんてあり得ないのに「絶対儲かります!」みたいな事を平気で言ってるインフルエンサー(自称)が、仮想通貨界隈には山ほどいますからね。

このウシジマくんの2つのエピソードには、仮想通貨投資にも通じる部分がいくつかあるので、資是非読んでみて欲しいマンガです。

とにかく自分を含めた素人は「人の言っている事を鵜呑みにしない」、「1点集中投資は避けて分散投資を心がける」、「投資する案件は出来る限り自分で調べる」という事を守りつつ、興味がある投資案件にまずは少額でスタートしてみるのが良いかもしれません。

いくら本やネットで調べても分からない事は必ず出てきますが、実際に触ってみて初めて理解できることは多いので、実行に移してみる事も大事です。

ちなみに、ウシジマくんの上記エピソード以外にも面白い話は沢山あって、個人的には4巻~5巻の「ギャル汚くん」18巻~20巻の「ヤミ金くん」21巻~23巻の「ホストくん」がオススメです。

あまり闇金とは関係無い話なんですが、肉蝮、鰐戸三兄弟、コブラという凶悪なサイコパスとウシジマくんのバトルはめちゃくちゃハラハラして面白かったです。

どいつもこいつもブッ飛んでてホント怖いんですが、実在した人物をモデルにしているだけあり、追い込み方とか立ち振る舞いが妙にリアルですw


画像引用:闇金ウシジマくん

 

是非一読してみてください。


闇金ウシジマくん(18) (ビッグコミックス)

 

金融系・裏金融系のオススメ漫画

🔹ナニワ金融道
大阪を舞台にしたコテコテの闇金マンガ。自分が初めて読んだ闇金の漫画です。

借金の怖さや追い込みの掛け方はウシジマくん同様リアルでエゲツないんですが、絵がコミカルなので自然とウシジマくんほどのエグさを感じません。

金融の基本的な事や、民法などについても触れられているので勉強になります。

絵面が非常に特徴的なので、食わず嫌いの人もいると思いますが、面白さは折り紙つきで完成度高いです。


ナニワ金融道 1

 

🔹カバチタレ!
広島の行政書士事務所に勤める主人公田村を中心に、法律を使って依頼人のトラブル解決をしていく漫画。

この漫画の監修には「ナニワ金融道」の原作者である青木雄二氏が関わっており、絵面や構成が非常に似ています。

カバチタレはお金にまつわるトラブル解決がメインというわけでは無く、法律に焦点をあてて依頼人の問題を解決していく内容になっています。

ストーリーは法律だけでは解決できない、人の感情やエゴといった部分まで切り込んでおり、毎回ハッピーエンドで終わらないところも現実的です。

「特上カバチ!」や「カバチ!!」がカバチタレの続編で出ています。


カバチタレ!(1) (モーニングコミックス)

 

🔹極悪がんぼ
中卒で職を転々とする神崎守が、ひょんな事から探偵事務所に入り、法律の裏をかく「事件屋」として立身出世していく漫画。

カバチタレと同じ画家という事もあり、絵面は似ています。

カバチタレとは正反対で、法の裏をかいて金になるシノギであれば何でも噛んでいくアウトローの話です。

ヤクザや同業との抗争はすさまじく、やってる事はかなりダークですが、社会の裏側を垣間見れる貴重な漫画だと思います。

続編の「がんぼ ナニワ悪道編」では国家機関の表の人間をバックをつけて事件を解決していくなど、話のスケールもどんどん大きくなっていきます。


極悪がんぼ(1) (イブニングコミックス)

 

🔹ミナミの帝王
ミナミの帝王は漫画よりも竹内力主演のVシネマのほうが有名ですかね。

ウシジマくんと同じ闇金漫画ですが、主人公の萬田銀次郎は貸し付けた金についてはどんな極悪非道な手を使ってでも回収しますが、返済に困った債務者にアドバイスをしたり、債務者の敵対者を代わりに懲らしめたりと、主人公が情を見せる場面が結構あります。

そんな関西弁いまどき話す人いる?っていうようなオーバーな言葉使いが結構面白いですw

普通に闇金漫画としては面白いんですが、エンディングが予想できてしまう事が多かったので、ウシジマくんやナニワ金融道、極悪がんぼと比べると自分的ランクはちょっと下かな、という感じです。


ミナミの帝王 1

 

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